印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |



世界のオリーブナーセリー

うきは市の特性を活かしたオリーブ栽培への取組

うきは市では平成21年度より、地域の特性を活かしオリーブ栽培の取り組み面積を拡大しています。

現状・発生要因

 うきは市は、従来より柿やぶどうの栽培が積極的に行われてきましたが、消費及び価格低迷等により担い手の生産意欲が減退し、中山間地域の樹園地を中心として次第に荒廃化が進行してきました。
 耕作放棄地を未然に防止するため、シルバー人材センターを活用し草刈り等の管理作業を委託している農家も存在しています。

取り組みの経緯

 うきは市において耕作放棄地が増加傾向にあったため、平成18年から県及び市単独事業により購入・リース
した繁殖和牛4頭を荒廃した農地に放牧することで農地としての再生を図った。
 その後、解消された耕作放棄地の有効活用をはかるため、オリーブの栽培がしやすいのではないかと考え、関係者で小豆島を視察することになったことがきっかけ。

取り組み内容

 うきは市では、21年度に耕作放棄地再生利用緊急対策により耕作放棄地を再生するとともに、21年10月からオリーブ苗の半額を助成する等の支援に取り組み、現在25戸の農家が周辺の農地も合わせ3.1haにオリーブを作付け営農を開始。
 うきは市と小豆島では、地理的条件や気象条件が異なるため、防除作業に注意をし品質の悪化を招かないように対処。

取り組みの効果

 当面はオリーブの実ではなく、オリーブオイル用として加工するため、商品化のためには一定量を確保する必要性があり、生産の拡大に向け、次年度さらに5ha程拡大予定。

今後の課題

 うきは市ではオリーブを採油するための機械購入を検討しており、今後とも耕作放棄地の解消を図り生産を拡大するためには、市のバックアップが必要。
 農家が高齢化しており、カメムシを防除するための消毒等管理作業が十分に実施できるかが課題。



カジムラファーム
オフィシャルウェブサイトはこちら
カジムラファームうきはの大地から全国に、植木・苗木・果樹苗を生産販売しています。

カジムラファームブログ
■カジムラファームのブログです■
旬の植木・苗木のご紹介から
趣味のお話などなど・・・